クリニックブログ

2017.05.11更新

だいぶ遅くなってしまいましたが、フィラリア予防に関して今回は少し書かせていただきます。

 

まずはフィラリアって言うのは蚊から主に犬に寄生する寄生虫のことです。

蚊の血を吸う時に幼虫が犬の体の中に入り込み、数カ月かけて犬の体内で成長しながら最終的には肺動脈という心臓から肺に行く血管の中に住み着きます(寄生)。

寄生したフィラリアも宿主である犬に死なれると困るわけで(自分も死んじゃいますんで)、虫自体は少数寄生ならばそこまで影響しないこともあります。が、問題なのは寿命が尽きて死んだ虫が肺に詰まって肺塞栓症になったり、大量寄生すると心臓の中に入り込み心臓の中の弁にからみつき急性ファイラリア症になったりします。

急性フィラリア症は命に係わってくるぐらい重症です。

 

要はフィラリア予防とは「蚊に刺されてフィラリアが入るのはしょうがない、ただし大人の虫になる前に駆除して大人になって住み着くのを防ぎましょう!」ということになります。

そこでフィラリアの予防薬を飲ませる期間なんですが蚊の発生時期(ここでは吸血時期という意味で)はHDUという気温から算出する指標があります。

熊本だと過去15年(1997~2011・・・ちょっと古いデーターですが)からみると5月頭から11月中頃までということらしいです。早くても4月24日だったそうです。(熊本市内の話で、地域差、おうちの周りの環境によっても違いはあります。)

じゃあ蚊が出たらすぐ薬開始かっていうとそうでもなく、蚊が血を吸い始めて1カ月後からの開始になります。その理由が犬の体内に第3期幼虫で入り込み、薬が効くのは大体1カ月ぐらい成長した第4期幼虫になります。

なので蚊が血を吸い始めて「あーやばい、フィラリア飲ませなきゃ!」→ではなく 「蚊が出始めたか。1ヵ月後から薬開始だな。」→ってことです。

当院では少し余裕をもって5月中旬から12月中旬までを推奨期間とさせてはもらってますが、お住いの地域や環境、希望によっては対応させていただいています。

 

予防方法としては、

・錠剤

・味がついたタブレット、またはジャーキーみたいなおやつタイプ

・スポットタイプ(首の後ろにつける液体)

・注射(1年分1回で終了)

があります。 *注 ただし感染してる子は使えないものもあります。

 

体重によってお値段変わりますので詳しくは病院までご確認ください。  

今、インターネットでもすぐにフィラリアに関して見れますが、各地域のフィラリア発生時期がわかるサイトのせときますので参考にしてみてください。  http://filaria.jp/html/hdu/  (メーカーさんのサイトです。)

 

 

 

投稿者: どうそペットクリニック