ネコちゃんの病気

ネコちゃんのよくある症状と考えられる病気

嘔吐・下痢

ネコちゃんの嘔吐・下痢は、ストレス、炎症などが原因で引き起こされる胃腸炎や、寄生虫やウイルスに感染することで起こる感染症、内臓疾患などさまざまな病気が考えられます。長く続く場合や心配なときは受診してください。
食べてすぐに吐く場合は腸閉塞、食べ過ぎや急いで食べるなど食べ方の問題のときもあります。

考えられる病気

感染症、胃腸炎、腎疾患、肝疾患、腫瘍、胃酸過多、心臓疾患、甲状腺機能亢進症など

おしっこの異常

ネコちゃんの主なおしっこの異常は、「頻尿」「血尿」「おしっこが出ない」の3つです。頻尿・血尿の多くは膀胱炎であり、その7割はストレスが原因といわれています。
オス猫でおしっこが出ないときは、排尿にかかわる膀胱から尿道にかけての疾患のことが考えられます。適切でない食事による尿結晶や膀胱尿石もネコちゃんにはよくみられます。

考えられる病気

膀胱炎、膀胱結石、下部尿路疾患など

水をよく飲む

水をよく飲むということは喉が乾いているということですから、糖尿病を含むホルモン系疾患、腎不全などの可能性があります。ネコちゃんは腎臓が圧倒的に弱い動物で、10歳以上の高齢猫になると3~4割に腎不全が起こります。一度お早めに受診されることをおすすめいたします。

考えられる病気

糖尿病を含むホルモン系疾患、腎不全、肝疾患、脱水など

便が出ない

ネコちゃんは便秘になるケースも多く、腎不全・加齢により便も固くなりがちです。特に運動量が低下する高齢猫は便秘の傾向にありますが、高齢ではないのに排便時に苦しそうにしていたら、病気の可能性があります。
便秘であれば、便秘用の食事に変えることで改善できる場合も多いので、ご相談ください。

考えられる病気

便秘、大腸炎、腎不全、子宮がんなど

口が臭い・よだれが多い

口が臭かったり、よだれの量が多くなった場合は、歯石の付着や歯肉炎が考えられます。口が痛くて食べられない、食べた後に口を気にするという状況ならば難治性口内炎かもしれません。
痛みがひどく食事も水もとりにくくなる前に、適切な治療を行いましょう。

考えられる病気

歯石、難治性口内炎、歯肉炎、口の中の腫瘍、腎不全など

目ヤニ・くしゃみ・鼻水

ほかのネコちゃんとの接触でウイルスに感染したことにより起こる代表的な症状で、保護してきたネコちゃんに多く見られます。いわゆる猫風邪と呼ばれるウイルス感染症である場合も多いです。
長引くと慢性化してしまうことがあるので、抗生剤や目薬などによる早めの治療が大切です。

考えられる病気

猫風邪(ヘルペス、クラミジア、カリシウイルスなどによるウイルス感染症)など

咳・息が荒い

特にケホケホという乾いた咳の場合は、心臓疾患の可能性があります。また、風邪が悪化して気管支炎や肺炎を併発したときや喘息があるときも、呼吸が苦しそうになったり、ひどい咳をしたりするようになります。
呼吸器系の病気は命にかかわることもあるので、咳が続いている場合はできるだけ早く受診してください。

考えられる病気

心臓疾患、猫喘息、気管支炎、肺炎、胸水、腫瘍など

できもの

ひと口にできものと言っても色や形はさまざまです。しこりのように触れる場合は、腫瘍を心配される飼い主さんも多いのですが、良性か悪性かを含め、診断には検査が必要ですので一度お越しください。
また、発疹やかきこわしのかさぶたなど皮膚の炎症の場合も多くあります。

考えられる病気

腫瘍、皮膚の炎症など

かゆみ・脱毛

身体の特定の部位をしきりに舐めたり、耳などをかいていたりする場合は、ダニやカビがそこに付着して繁殖していることがあります。かゆみも脱毛も、アレルギーやストレスが原因となっていることもあります。
当院では、皮膚の疾患についてはまず原因を特定する検査を行い、適切な治療を行っていきます。

考えられる病気

感染症、アレルギー性皮膚炎、心因性脱毛など